こんにちは、なおです!
昨年秋に「干し柿」を作っておいしくできたのに気をよくして、今度は「干ししいたけ」を作ってみました。
また、それを使っておせち料理の「お煮しめ」を作りました。
干ししいたけ作りを思いつく
昨年の暮れに奥さんとスーパーに買い物に行った時のことです。
もうそろそろ少しずつお正月の用意を始めないといけないねーなどと話をしていました。
ふと見ると、とてもおいしそうな「しいたけ」が売られているのを見つけ、あることをひらめきます。
前回、親戚のおばさんにもらった渋柿で初めて干し柿を作ったのがうまくいき、それに味をしめた私。

この「しいたけ」を干して、お煮しめ用の「干ししいたけ」を作ってみたらどうやろ?
おせち料理の中で「お煮しめ」は、毎年私が担当しています。
ただ、初めて「干ししいたけ」を作りそれを年に一度のおせち料理で披露するという、一見暴挙とも取れるいきなりの提案。
心が広いおくさんは、そんな突然の提案を快く承諾してくれました。

ありがとう。ありがとう。
こうして、初めて「干ししいたけ」を作ることとなりました。
干ししいたけを作ってみる
帰宅後、急いで押入れから以前ダイソーで買ってあった「野菜干しネット」を出してきました。
これは、普段はペタンと薄くなっていますが、伸ばすと直径34センチ、高さ16センチの円柱型になります。
また、横にファスナーが付いているので、干したいものをそこから入れれば鳥などに食べられることなく安心して干せるというものです。
値段は一つ150円(税別)とお安く、上下にフックが付いているので複数用意すれば縦に繋げて干せるという、なかなかおすすめの便利グッズです。

この野菜干しネット、価格も安くて使い方も簡単なのでおすすめですよ^^
さて、早速「干ししいたけ」を作っていきます。
今回買ってもらった「生しいたけ」は、とても肉厚で「そのまま焼いてポン酢で間違いないやん」というとてもおいしそうなのを1袋。

まず干す準備として、しいたけの軸を切り取ります。

後は簡単。野菜干しネットに「しいたけ」を入れたら、ベランダの隅っこにつるすだけ。
干した初日が12月15日でした。

お天気の日はお日様の光をできるだけ当てるようにして、雨が降りそうなときには早めに家の中に入れます。
後は自然に任せていると、徐々に乾燥してきて大きさが一回りも二回りも小さくなり、かさの部分がシワシワになってきました。

そんなこんなで10日間干した12月25日。
すっかり水分が抜けて小さくなり、持ってみるとカラカラでとても軽くなっています。
ただ、毎年買っている市販の干ししいたけのようなほんとのカラカラにまでにはなってないように感じました。
干すだけであそこまでカラカラにできるものなんでしょうか・・・
どこまで干せば良いのかわからないので、一応これで完成ということにしました。

お煮しめを作る大晦日までは、湿気を吸わないようにジップロックに入れて保存しておきます。

お煮しめを作る
12月30日、いよいよ明日の大晦日にお煮しめを作るために、今回作った「自家製干ししいたけ」を戻します。
「干ししいたけ」を入れたボウルに水を注ぎ、ラップをかけたらそのまま一晩置いておきます。

次の日にワクワクしながら様子を見てみるとビックリ。
あれだけ小さくなっていた「干ししいたけ」が、ほぼ干し始めの時くらいの大きさに戻り、ツヤツヤしているではありませんか。


なんかめっちゃ元の姿に戻ってる・・・
正直ここまで戻ると思っていなかった私は、あまりの変貌ぶりに「ちょっとこれ見てー」と奥さんと母親に報告せずにはいられません。
「すごいすごい」と家族でちょっと笑っちゃいました。
戻し汁の様子は、市販の干ししいたけの時と比べると茶色の濃さが半分くらいのように思います。
やっぱり市販のものはすごいんだなぁと感心。
十分に戻っているので、軽く水気を切り、六角形の亀甲切りにしていきます。
もうこの頃には「干ししいたけ」がかわいく見えてきてました^^

その他里芋、れんこん、金時にんじん、ごぼうに鶏肉など、いろいろな材料の準備をして、大きめの鍋でお煮しめを作ります。
絹さやがない事態となってしまいましたが、一応無事なお特製の「お煮しめ」が完成しました。

買ってきた「生しいたけ」が10日もの間干されカラカラになり、また戻されたと思うと、ついに「お煮しめ」にまでたどり着きました。
元日には弟一家も集まりみんなに食べてもらったところ、「普通においしい」と感想をいただきました。

うんうん。
よかった。よかった。
味はおだしが十分染みてとてもおいしく、食感は干ししいたけと生のしいたけの間くらいでした。
「雨に濡れないように」と、なかなかお天気の注意が必要でしたが、基本は干しておくだけでできた「干ししいたけ」。
機会があれば、またしいたけやその他の野菜でも挑戦してみたいと思います。
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