こんにちは、なおです!
この間、イオンにある駄菓子屋さんで「みるくせんべい」を見つけました。
もうすっかり忘れていましたが、私が小学生だったころは「みるくせん」と呼んでいて、駄菓子屋さんでよく食べていたことを思い出しました。
今回は、その時の味をもう一度食べてみようと試してみました。
「みるくせん」を見つける
先日イオンに行ったときに、駄菓子を売っているお店に寄りました。
小さな子どもたちや、私のように昔を懐かしんで買いに来られている大人まで、たくさんの人でにぎわっていました。
うまい棒、モロッコヨーグル、どんどん焼き、色鮮やかな餅、串に刺さった硬いスルメなど。

まだあるんやなぁ
私が小さなころにもよく食べた懐かしい駄菓子がいっぱい並んでいるのを見るとうれしくなり、ときどき大人パワーを発揮していろいろ買って帰ります。
そこでふとあるものを見つけて、昔のことを思い出しました。
「まんまるみるく」

一般的には「みるくせんべい」と呼ばれることが多いそうですが、私たちは当時「みるくせん」と呼んでいました。
小学生のころに駄菓子屋さんで食べた味が懐かしく、また味わってみたくなったので今回久しぶりに買って帰りました。
ある駄菓子屋さんにて
私が小学生の高学年くらいのころ。
ちょっと数えてみてビックリ、今から約35年も前の思い出です。
もう詳しい場所も忘れてしまいましたが、大きい通りから少し入った細い路地の中に、ある駄菓子屋さんがありました。
その駄菓子屋さんは少し変わっていました。
その路地はお店があるというよりは、一軒家が並んでいる普通の住宅街。
その中のごく普通の一軒家。玄関を開けるとちょっと広くなった玄関に、ずらっと駄菓子が並べてありました。
今思えば、看板すら出ていなかったと思います。
そんな「秘密のお店」のような駄菓子屋さん。
誰から教えてもらったのか、またお店の名前は何だったかも、今はもう思い出せません。
その秘密のお店は小学校の校区外にあり本当は行ってはいけない場所だったのですが、そこは好奇心旺盛な男子小学生、ときどき友だち数人でママチャリを走らせて通っていました。
ガラガラッと玄関を開けると、家の奥からおっちゃんが玄関を上がった部屋まで出てきて座ります。
私たちは、玄関に並べられている駄菓子を見て、食べたいものがあればおっちゃんのところまで持って行ってお金を払います。
普通の家であることを除けばよくある駄菓子屋さんの風景ではありますが、このお店には他の駄菓子屋さんにはない「みるくせん」なる裏メニューがありました。
裏メニュー「みるくせん」

おっちゃん、「みるくせん」ちょうだい
そう言って、お店のおっちゃんにお金(たしか10円)を渡すと、

1回まわしやー
と、ルーレットを出してくれて、それを1回まわします。
そのルーレットは完全に手作りで、直径20~30センチの円盤に乗せてある棒を水平にクルクル回せるようになっています。
円盤には、太く区切られた「ハズレ」の場所には「2」や「3」と書いてあり、その間に細く区切られた当たりの場所に「5」や、さらに大当たりはたしか「10」(8だったかも)と書いてあります。
たとえば、ルーレットを回して「2」だったとします。
おっちゃんは、まず「みるくせん」を1枚取り出して、そこに練乳をサッと塗り、取り出したもう一枚の「みるくせん」を乗せてサンドイッチにします。

はい、「2」ね
と渡してくれます。
そう、ルーレットの数字は「みるくせん」の枚数なんです。
「3」が出れば、「みるくせん」に練乳を塗ってからもう一枚でサンドイッチにしたら、さらにそこに練乳を塗ってもう一枚を重ねる。
「5」が出れば5枚、「10」が出ればなんと10枚もの枚数で練乳をミルフィーユにした「みるくせん」がもらえます。
まぁほとんどがハズレではありましたが、「みるくせん」のパリッとした食感と練乳の甘さが妙においしくて、そこにいわゆる「あてもん」要素が加わり、それが楽しくていつも毎回挑戦していました。
あの「みるくせん」を食べてみる
「みるくせんべい(みるくせん)」とは

今回イオンの駄菓子屋さんで買ってきた「みるくせんべい」です。
私は当時これを「みるくせん」と呼んでいました。
パッケージに書いてる名前は「まんまるみるく」。
直径約9センチ、厚さは約1ミリで、パリッとしていてほのかに甘いせんべいです。
たまに縁日なんかでも見かけたことがあったように思います。

パッケージによると、愛知県の松川商店さんが作られています。
1袋9枚入りで、20~30円でした。
(他にもいろいろ買って詳しいお値段を忘れてしまいました、すいません)
黄、緑、赤の3色がありますが、今回は黄と緑を買ってきました。
パッケージの裏には「おいしい食べ方」として、
- はちみつを塗って
- バターを塗って
- 水あめを塗って
- マヨネーズを塗って
と紹介されています。
個人的には、梅ジャムなどを塗ってもよく食べていました。
シンプルな味なので、何でも合いそうです^^
やってみました
練乳も買ってきたので、早速当時の食べ方をやってみました。
まず、1枚「みるくせん」を手に取り、練乳を塗ります。
当時はほんとにうす~くだったように思いますが、今回はたっぷりと。

すぐにもう1枚を乗せてサンドイッチにしたら、「2」のできあがり!

「みるくせん」はすぐに水分を吸ってパリッとした食感が無くなってしまうので、できあがったらできるだけ早く食べましょう。
早速ひとくち、パリッ!
ほのかに甘い「みるくせん」の奥にあまーい練乳が。
パリッとした食感と、練乳のコクのある甘さ。

そうそう、これ!なつかしー!
小学生のあのころに味わった味と、当時駄菓子屋さんで遊んでいた楽しかった思い出が一瞬で思い出されました。
もうひとつ「2」を作って、パリッ!
めちゃめちゃおいしいとまでは言えませんが、私にとっては懐かしの味です。
今もあるかどうかわかりませんが、ビニールのソーセージのような容器に入ったジュースと一緒に食べていたのを思い出します。(私は後ろをかじって穴を開ける派です)
次は、「5」を作ってみました。
なんと「5」ですよ「5」。

たぶん当時は当たったことがなかったスペシャルな「みるくせん」です。
練乳を塗っては重ね、また練乳を塗っては重ね・・・
ついに、「5」ができあがりました!
早速いただきます^^

う~~ん・・・
分厚くて食べごたえもあり、練乳の味もしっかりとしておいしいんですが、作るのに時間がかかっている分ちょっとやわらかくなってしまっています。
ちょっと残念・・・
たぶんこれが当時ルーレットで当たっていたら、「すげー!」と至福の味になっていたと思います。
今回自分で作って食べてみた結果、おいしいのはパリッとした「2」とか「3」くらいがいいと思いました。
もしかしたら、おっちゃんはそれも見越して練乳をうすーく塗っていたのでしょうか・・・
今回は小学生の時に食べた思い出の味「みるくせん」を食べてみました。
当時みんなでいっしょに食べた懐かしい味をちょっとだけ思い出すことができました。
みなさんにとって、思い出の駄菓子はどんなものでしょうか?
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